どうも、23akiです。
今回はSONY SEL14TCというテレコンについて紹介したいと思います!
スペックや価格、テレコンの必要性を実際に使用しているからこそわかる使用感や感想を交えながら綴っていきます!
SONY SEL14TCはどんなもの?
SONY SEL14TCはソニーから発売されている、ソニーEマウント用のテレコンです。
テレコンとは簡単にいうとレンズの焦点距離を伸ばすもので、SEL14TCを装着した場合、装着前のレンズの焦点距離×1.4倍となります。
×2倍になるSEL20TCというテレコンもソニーから発売されてます。
ではもう少し詳しく見ていきましょう。
スペック
テレコンというのは単体では使用できず、必ずレンズ+テレコンという組み合わせで使用します。
通常テレコンを装着すると
- 解像度の低下
- オートフォーカスの遅延
などが発生しやすいのですが、SEL14TCの場合装着したことによって上記のような症状はほとんど感じないほど高性能なテレコンです。
大きさが最大径62.4φ×長さ33.6mmで重量が167gとなっています。
使用条件
SEL14TCは装着できるレンズが限られており、
- SEL400F28GM
- SEL70200GM
- SEL100400GM
となっています。
それぞれのレンズに使用した場合、焦点距離がどのように変わるかというと
- SEL400F28GM 400mm → 560mm
- SEL70200GM 70mm〜200mm → 98mm〜280mm
- SEL100400GM 100mm〜400mm → 140mm〜560mm
となります。
その際、F値も元の数字×1.4倍となるので
- SEL400F28GM 2.8 → 約4
- SEL70200GM 2.8 → 約4
- SEL100400GM 4.5〜5.6 → 6.3〜約8
と変わります。
変化後のレンズに名前をつけるとすると
- SEL560F4
- SEL98280GM(F4)
- SEL140560GM(F6.3〜8)
となるということです。
テレコンを装着することにより、一つのレンズで二度美味しい状況が作れてしまいます。
価格
SEL14TCはメーカー希望小売価格が70,000円、ソニーの直販サイトでの実売価格が57,130円、私が調べた時点での最安値は51,480円です。
決して安いと言える価格帯ではありませんが、F値の制約があったとしてもGMレンズの性能がこの価格帯でもう一つ手に入ると考えればそんなに高く感じないのではないでしょうか?
使用シーン
これは単純に、手持ちのレンズでは焦点距離が足りない時です。
私の場合はSEL70200GMを所有しているのですが、娘の保育園の運動会(体育館内)では焦点距離200mmでもなんとか撮影できました。
しかし、姪っ子の幼稚園の運動会(小学校のグラウンド)の時は、200mmでは焦点距離が足りませんでした。
そこでSEL14TCを装着すると280mmまで焦点距離が伸び撮影することができました。
たかが80mmと思われるかもしれませんが、いざ撮影してみると大きな差があります。
決して使用頻度が高いわけではないですが、もしもの時のためにカバンの中に忍ばせておくとシャッターチャンスが増えることは間違いありません。
イマイチなところ
いざという時に大変活躍してくれるSEL14TCですが、イマイチな点もあります。
- F値が大きくなる
これは他のテレコンにも当てはまるのですが、焦点距離が伸びるのと引き換えにF値が大きくなってしまいます。
明るい室外では問題なくても暗めの室内では致命傷になる場合もあるのです。
F値が大きくなった場合、写真が暗くなってしまいます。
その状況をカバーするにはシャッタースピードを遅くする必要があるのですが、シャッタースピードが遅くなると、例えば運動会の徒競走みたいに激しく動いている被写体を撮影する場合、ブレてしまう可能性が高くなります。
テレコンを使う時の一番大きな弊害はこのF値の変化だと、私は思います。
この点を踏まえた上で、テレコンを装着するか否かを考える必要がありますね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
使用する人・場面が限定されるSEL14TCですが私は大変重宝しており、対応レンズを所有している方は14TCか20TCのどちらかを持っていても損はないと思います。
新たにレンズを買い足すのは難しいけど、使用できる焦点距離の幅を増やしたいというユーザーの強い味方になると思います。
少しでも何かの参考になれば嬉しいです。
それではまた。